やまちゃんのオーディオブログ

真空管アンプ、最近は資金調達のためのFX,MetaTrader4ネタもやっています。

パソコンの修理、改造

nanaoのディスプレイL985の修理3

投稿日:2015年7月25日 更新日:

<<以下は高電圧を扱うので、自己責任でやってください。>>

白色を塗ると言っていたのは、スプレーで行うことにしたが、
結構ムラなく塗るのは困難だ。
というより、以前申した接着剤がフィルムに固着し、劣化して、
縞模様が出来ているようだったので、
つまり、フィルム自体がよく見ると汚れていたので、
これが画面が暗くなってくると、目立ってしまう。
今後やる時は、バック側のフィルムを掃除するのがよいかもしれない。

l985のオリジナルは、直径3mmのccflだったが、
3mmのものは、入手できない。
2.4mmのものを入手した。
3本ずつ上下に入っているが、12本入手した。
試しに1本替えたところ、1本割ってしまった。
両端のゴムは、ccflを束ねて固定しているが、すかすかに通るのではなく、
-公差で、ccflを直径方向に弾性支持をしているので、
1本だけを取り換えると、こじれて折れやすくなるからである。
3本同時に交換した方がよさそうだ。
オリジナルの配線はぎちぎちに余裕がないので、
いったん外すしかないが、色分けされているので、
コネクタに近い側から外すことをお勧めする。

それから、「ccfl ドライブ」で検索すると、
ドライブ回路基板のサイトがヒットし、
600v~700v、0.xxmAとある。
電圧が高いので、要注意であり、工作をしたところは、絶縁テープをきちんと対策した方がよさそうだ。

とりあえず、交換して、金属枠にはめてみたところ、
上下方向(上下方向にccfl,ガラス、ccfl)がどうしてもはまらない。
ぼりっ、嫌な音がして、3本折ってしまった。
気持ちもめげそうで、折れてしまった。
どうやら、ccflを3本束ねて固定するゴムが、ccflの両サイドに設けられているのだが、
ガラスの4方角に5mm程度の溝が切ってあり、
その幅にゴムの両サイドが噛みあうようになっている。

その幅に合わないと、枠内にccfl,ガラス,ccflがはまらないのだ。
そうするためには、オリジナルは、ccflの端子の根元にはんだ付けしてあるが、
根本でなく、なるべく距離をとって離して、はんだ付けする。
ゴムにはんだ付け部を無理に押し込むと、その部分が折れて、はんだ付けのやり直しとなる。
細い#28のより線で、もとから熱で傷んでいるようなので、無理は禁物であり、
基本的には、新たに芯線をむき出して、はんだめっきをし、2回巻きつける
オリジナルは当然ながら、ゴムにはんだ付け部を押し込んであるが、
それをそのまままねると、線が切れ、作業が増えてしまう。

以上まとめると、
①上(下)のccflは、両端のゴムを3本同時に取り外し
ccflは、3本同時に交換する。
②ガラスの4方角に5mm程度の溝が切ってあり、
そことccflを両端で束ねて支持するゴムが噛みあうので、
ゴム管の距離は、ガラスの4方角の幅をきちんと取る。
③上記②のためには、オリジナルのように、ccflの両端の根本ではんだ付けするのではなく、
距離を離してはんだ付けする。
④芯線は、弱弱しく容易に切れてしまうので、
基本的には新たな芯線をむき出してはんだメッキし、2回程度巻きつけて固定する。
⑤上記②からすると、芯間距離が足りなりやすい傾向にあるが、
オリジナルのように、ゴム内に無理に芯線を押しこむのは禁物
そのためには、③の対策をする。
⑥上記⑤および、高圧(600~700v)を扱っているので
工作したところには、絶縁テープなどの対策をする。
⑦また、安全確認のため、丸1日など長期ランニングテストが必要だろう。
⑧オリジナルの配線は、ぎちぎちに余裕がないので、いったん外すしかないが、
色分けされ、その順序を再現しなくてはならないので、
コネクタ側の3本の配線だけをまず外し、次に、反対側を外す。
全部一度に外すことはしない。
ccflは、折れやすいので、それを見越して、倍量ぐらいの購入をお勧めする。

上記3本をまとめで、折ってしまい、気持ちも折れそうになったが、
とりあえず、下3本だけを仮組みして、
折れた方は端子が接触して高電圧が露出しないよう、コネクタを外す安全措置を講じ、
ネジは閉めずに、元通りの形になんとか組み立てた。

pcをつなげて、スイッチオン。。。動かなければ廃棄処分だが・・・
あれ!画面が真っ黒だ???汗汗;;
電源が入った時の青いledは点灯する。
ここは1つ冷静になり、コネクタの刺さり具合を1つ1つ確認する。以前紹介した、端が青いコネクタは、ひんじで回転してカパッと外れ、
元通りひんじの部品を押しつけて押さえつけ、摩擦で固定している。
このコネクタは、ccflの駆動回路へ信号を送っているらしく、
青い部分が取れやすいので、これが取れてしまうと、摩擦力が働かず、
コネクタが、ガサガサとなり、導通しない。

そこで、この青い部分を元通りコネクタに重ねる処置を行い、ひんじを回してコネクタを固定・・・・

映りました!映りました!
当然ながら結構、明るいです。
2.4mmのccflでもとりあえずOKということですね。
しかし、上記運転試験は必要になります。
ただ、上半分は、3本同時にバリっと割ってしまったので、
暗くなっています。これでも実用上は、問題ありません。

白い塗料を塗ったので、上記バック側のムラのあるフィルムは外しました。
ccflが明るいからか、テキストを起動し、画面を真っ白にしても、それほど目立ちません。

また、後日出直しです。

-パソコンの修理、改造

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

完全静音パソコン J1900CPUのASROCKのQ1900-ITX

以前持っていた、ATOM525MWのPCに、WIN7をインストールし直したが、 基板に電源を入れたまま、PCの電源をオフにしていると、翌日に昇天されたことに気付いた。 バイオスの電池が切れ、バイオスの …

no image

Q1900-ITXのusb3.0の機能不全の修理 リビングテレビ用パソコン5 完全静音パソコン5 J1900CPUのASROCKのQ1900-ITX

前回に引き続き、リビングテレビ用パソコンについて、設定を行う。 ⑦Q1900のusb3.0が認識しないトラブルについて USBのタコ足には、ランプが光り、電源が供給されているようだが、 USB3.0に …

no image

パソコンがブートできなくなったときの処理

システムであったハードディスクをうっかり内蔵ディスクとしてつなげてしまうと、 ウィンドウズのシステムが立ち上がらなくなり、困ってしまう。 本来のシステムディスクが、勝手に書き換えられ、アクティブでなく …

no image

nanaoのディスプレイL985の修理1

nanaoのディスプレイL985は、997の前身で目に優しいディスプレイとして有名だったようである。 数年前に買ったものは、すでに冷陰極管が寿命となっており、 画面が赤く暗くなっていただけでなく、画面 …

no image

リビングテレビ用パソコン 完全静音パソコン3 J1900CPUのASROCKのQ1900-ITX

前回に引き続き、リビング用のセカンドパソコンの設定について、書いていこうと思う。 ④薄型DVD-Rについて sata式の薄型DVD-Rマルチドライブは、ヤフオクで千円ほどであるが これを購入したら直ち …

[最近の記事]
2015年7月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031