・ez-usb fx2lpは、usbを介してデータを転送する、専用のICロジックチップです。
・ロジックICについては、とりあえず、以下の超基本を押さえておけば十分です。
・超基本で申し訳ないですが、
ロジックのICチップは、たいてい、vddに5v~3.3vの直流電圧を与え、
グラウンドのピンを、グラウンドに接続して、
所定どおりに、発振子を接続すれば、動作します。
・ディジタルノイズを低減するために、
パスコンと呼ばれる小容量のコンデンサを、vddの直近に接続します。
小容量とするのは、大容量のコンデンサですと、
高周波領域ではノイズ除去能力が低下するからです。
コンデンサの電荷を供給することにより、電圧の変動を抑え、ノイズを抑制します。
村田のEMI用3端子コンデンサなどが、効果的と考えられます。
・fx2lpについては、その動作を確認する電子ボードが、売られていますので、
まずは、それを利用します(後述)。
・それから、ディジタルにはディジタルの作法というのがあり、勝手な創作が許されないところがある。
例えば、デジタル機器を改造する業者があるが、
むりやり音のいいとされるコンデンサへ変更、改造している場合があるらしい。
確かに、抵抗は大きい方が音がいい。高抵抗では巻き線の巻数を減らせる。
また、音のよいコンデンサもある。
クロック回路では、音がよいとされるLMのリニアレギュレータより、
ディスクリートのバイポーラトランジスタを使った方が、
より一段とノイズを減らせる可能性がある。
しかし、クロック回路の大本は、純然たるアナログ回路であって、ディジタルではない。
輻射ノイズを小さくするには、回路ループを小さくする要請があるし、
音のよいとされる、特定の電解コンデンサより、
村田のEMI用3端子コンデンサの方が、高周波領域では、
ずっとノイズ抑制性能がよいのである。
高周波の流儀を踏まえたうえで、創作をすべきではないかと思われる。