開発環境は、以下の図のとおり。
図にあるように、
①PCから、FX2LPに命令を下したり、データを送信するのに、
VC#2010とその上で動くソフトが必要になり、
②FX2LP自身は、
特定のプログラム(ファームウェア)でコントロールされるので、
そのコンパイルと編集のため、keilのソフトが必要になる。
①は、 vc++のサンプルでもよいが、
当方のwin7の環境で、サンプルプログラム(バルクループ)として、
即座に動作したのは、c#2010のみだったから、これをお勧めする。
c#2012へ変換できることとなっているが、
「form」は、現実には変換できないおそれがあり、
formだけのプログラムは、現実には、なにも変換できないから、
とりあえず、c#2010のエクスプレスエディション(無償)をマイクロソフトのサイトから導入する。(追記:後で、c#2012への変換もできました。場合によりできないこともありえます。)
2010も使えなくなる時がくるだろうから、
CD版(iso)をフルダウンロードした方がよいと思います。
②「keil」は、cypressのホームページで、cy3684kit_revSA.zipにより、入手できる。
cy3684kit_revSA.zip(cy3681.zipではないので、注意する。)
は、cypress提供の開発環境であって、これを、解凍して、インストールする。
サイトはころころ変わるらしいので、サイトの
Home > Products > USB Controllers > USB Hi-Speed Peripherals > EZ-USB FX2LP
(http://www.cypress.com/?id=193&rtID=110(参考程度))から、
CY3684 EZ-USB FX2LP Development Kitを選択して、
というcy3684kit_revSA.zipを解凍します。なお、CY3684Setup.exeでもかまいません。
このcy3684kit_revSA.zipの解凍で注意すべきは、
解凍ソフトには、フォルダの階層数に制限があるものが多く、
完全に解凍できないという常識がある、ということです。
ですから、なるべく浅いフォルダ、たとえばc:\で、解凍するようにします。
例えばデスクトップは、
C:\Documents and Settings\xxさん\デスクトップで、結構深いです。
cy3684kit_revSA.zipは、結構深い階層数になっているので、
用心に越したことはないと思います。
c:に解凍すると、
となります。
セットアップは、CY3684Setup.exeをダブルクリックします。
ここで、フォルダが深くなりすぎないよう、
最初に登場する、セットアップのデフォルトのフォルダC:\Cypress\usb\のみを、
C:\Cypress\としてもよいと思います。
会社名を適宜入れながら、yes、submit、acceptなどを入力すれば、
開発環境とあわせて、容易にインストールできる。
ここでのインストールは、
CY3684の開発環境一式(サンプル、ドキュメント)のみがインストールされるようです。
keilのインストールは、デフォルトのインストールフォルダで、
C:\Cypress\USB\CY3684_EZ-USB_FX2LP_DVK\1.0\uV2_4k\setupにあります。
keil無償の評価版は、容量が4kまでの制限があるが、
とりあえず、これを動作させましょう。
sdcc(無償のコンパイラ、容量制限なし)への移行は、
サンプルが動いてから考えれば足りるはずです。
とりあえず、最初は、サンプルが即座に動くよう、
回り道を慎み、最速の手段をとるべきだろうと思う。
c#2010のサンプルのインストールは、後述。