前提として、「PCの外部に情報を送る目的」を達成するには、マイコンや、FPGAを用いる必要があり、
マイコン等には、コンパイルしたプログラムを、書き込まないといけない。
<2016年5月4日この下の部分訂正>
そこで、「usb マイコン」と検索すると、
2012年には、STM32が多数ヒットしたが、
PCからUSBのデータ転送のため、マイコン初心者がSTM32を使うのは、
結論として、やめた方がよく、USBFX2LPを使った方がよいと思います。
スタンドアロンとして、ポータブル機器を開発するなら、別であるが。
(後で分かったのは、「usbマイコン」というのは、USBでPCからデータを転送すると考えるのは間違いで、コムポートなくても、
usbを用いて、マイコンのプログラムであるファームウェアを開発できる汎用マイコン、
という意味にすぎません。その点は勘違いしない方がいいです。
マイコンでUSBを扱うのは、それなりに高度で、動作確認できるサンプルがないと困難を極めます。)
<訂正ここまで>
さらには、マイコンの開発環境といっても、一口に言えず、
メークファイル、リンカー、エディタ、書き込む方式も、ボード(ピン配列情報)も、
それぞれ、複数種類あり、
(ただでさえ、情報が薄いのに、それだけネットの情報が、散乱し薄くなる)、
<2016年5月4日この下の部分削除>
<2016年5月4日この下の部分修正>
STM32を使うなら、
本家で販売促進のため、提供されたボード(ディスカバリー)を使った方がいいと思います。
本家STMで提供されたusbのサンプルならば、直ちに動くことが保証されて、間違いがあればその責任で内容が更新されていくので、動作することがより確実です。
別のボードであれば、STMで提供されたサンプルコードを移植しなければなりません。これはいばらの道を突き進むもので、初心者にはお勧めできません。
STM32F0だったかは、STLINKを別途買わなければいけないとしても、
最初に一発でサンプルが動かなければ、ボードの動作すら疑わなければならず、開発が困難を極めます。
サンプルは、最初に、問題なく動いて、なんぼだと思います。
第三者のサイトのボードやソースよりも、まずは本家のボード、ソースです。
stm32でUSBを開発するのは、情報が少なすぎる。<と当時、思っていました。2016年5月4日>
<2016年5月4日、ここまで訂正>
そんな苦労をするなら、上記目的のために限定すれば、
専門のマイコンであるfx2lpを、使ったほうがいいと思う。
fx2lpであれば、3日あれば、usbの方へ、データを転送できるはずである。
長くなってしまったが、
”usbマイコン”の意味を履き違えた、犠牲者がでないことを祈るばかりである。
<2016年5月4日 追加>
STM32でスタンドアローンな音声プレーヤーを開発したいなら、STM32F4discoveryをお勧めします。
STM32F0discoveryと異なり、STLINKの機能も付いており、USBから開発したオブジェクトをSTM32のほうへインストールできます。また、デバッグもできます。また、開発環境も無料、容量無制限で利用できます。
また、I2S経由ですでにDACが接続されており、音質はともかく、一発でwavファイルを再生することが出来ます。これをベースにマイコンを学習した方が、実用的素材なのでやる気が起こりやすいと思います。
(「STM32F4でwavファイル再生!COIDE2.0用playbackプロジェクトの移植、作成」)。リファレンスマニュアルも日本語ですし。
情報は少ないかもしれませんが、最初に一発で動くのが大きいです。