前回「種々の基板作りの方法を研究したので、分類する。1」の補足をする。
前回の番号を流用する。
ハッピー基板(1万2千円~)を注文する前に、試作をしておきたい。
1.(1)の感光基板(サンハヤト)を使う方法では、両面基板が2千円ぐらいするので、
注文より安いとしても、なんとかならないか、と思ったのが始まりである。
1.(2)のFPPR-200(「冨士薬品 FPPR-200で基板を作る! – ひたすらトランスミッタを作る! – FC2」参照。)は、
現在たくさんサイトがあり、均一に塗布するのが、大変らしく、
プロは、高速回転するスピンコナーなるもので、均一に塗布するらしいが、
タンポンを使うという方法も、ネットで見かけた。
・そこで、あらかじめフィルムとなっている「Puretch」TMが、お勧めではないかと思うが、
現在、日本のサイトで、基板でこれに触れているのは私だけ!?で、保証できない。
youtubeに、方法が説明されている。
「Puretch」TMは、1万ほどで、60cmx3mと結構広い。
だれか、人柱になって、ご連絡いただきたい。
<2016.5.8追加>
中国のaliexpressで「感光フィルム」と検索すると、
送料込1000円程度で、感光フィルムを買えるようです。
またアマゾンにもそれを輸入したとみられるものが販売されているようです。
内容はどうかわからない。だれか、人柱になって、ご連絡いただきたい。
・その感光材の原理は、FPPR-200を、銅に薄く塗り、OHPを介して、光を当てると、
光があたったところだけ、硬化して、エッチングのレジストとなり、
それ以外は、現像液なるもの(水酸化カルシウム等)で溶かすと、銅が露出して、
それを、腐食液でエッチングする。この原理は、1(1)の感光基板と同じ。
・その手法は、銅版画と同じであり、銅版画の手法が参考になる。
(北山銅版画教室、「新しいフォトエッチング」参照。
ここで、「Puretch」TMを入手できる。
レジスト(銅版画ではグラウンドという)につき、同サイト内の、
「マーニックス氏のワークショップから学んだこと」参照。)
上記前回の「1.基板に直接、感光材を塗布する方法」では、基板1枚しか作れないが、
「3.…シルクスクリーン・・・による方法」では、1つの製版で、何枚も作ることが出来る。
・また、基板上のシルクも、作ることが出来る。
・この方法では、エッチングのレジスト(銅版画のグラウンド)として、上記「マーニックス氏・・・」が参考になる。
・シルクスクリーンは、100円ショップで売っている、写真立ての枠だけを使い、
そこに、両面テープで紗を張ります。その原理は、前回示した通り。
・シルクスクリーンの紗は、当初シルクだったが、現在では、テトロンやナイロン、金網などが使われている。
・シルクスクリーンのテトロン紗としては、細かいものとして、(#は1インチ当たりの線数を表す)
①「画材販売」(コンビニ払い可、送料540円、200#2644円、カートあり。)
②「ミスズ技研」(300#3000円、250#2000円、カートなし。1万以上送料無料。)
③「三彩」(250#2200円、郵貯銀行可能、送料820円、カートなし。)
などがある(上記日付現在)。感光材を使う場合には、これらが必要になる。
「(4’)熱転写プリンタ・・・」の方法が、有望と思い、検討中である。
・ヤフオクによれば、孔版印刷用の製版マスターが、安くで、売っている。
・「(5)市販の印刷機」は、すべて孔版印刷であり、
製版マスターを作ったのち、自動で、印刷を開始する。
・その昔は、製版機と輪転機は別だったが、リコーが開発して、一体の全自動となり、マスターだけを取り出す機能は、需要がないので、どう調べてもない。
・マスターは、印刷機を調べ、600x600dpi対応(高級機種のもの)を、入手する予定。
・「(3)フラッシュ製版(プリントゴッコ)」との違いは、
フラッシュ製版は、結局アナログであり、
レーザープリンタなど、印刷したカーボンのシートが必要であり、
その点は、1.(1)の感光基板(サンハヤト)を使う方法と同じである。
「(4’)熱転写プリンタ・・・」の方法は、PCを用いて、プリンタから直接印刷できる。
(「サーマルヘッドを用いた製版」が、参考になる。
・そこの、「表 CDマスター対応プリンター(*) Alps MD-2000、2010、2300、4000
Fujitsu FMPR-221G Nec PC-PR101、T165A、T165R、TN103A、TN103R
Epson AP-400V2」)が参考になる。
しかし、絶滅種なので、古いマシン規格が必要となり、いろいろな苦労が強いられる。
(「Shunのお勉強日記 年賀状はやっぱりプリントゴッコ!」参照。
・そのサイトのMD-2000の記述で、「(リボンで印刷して製版すれば、コピー+青フィルターなしでそのまま製版できるので、粘って使っています)」が参考になる。)
・ここにいう「青フィルター」というのは、
フラッシュ製版をするプリントゴッコによれば、カーボンが、版にくっつくらしいところ、
それを回避するため、青いフィルタをかませるそうです。
「コピー」というのは、カーボンの図形を印刷した、上記レーザプリンタの印刷物。
・空のリボンで印刷すれば、感熱紙非対応でも、製版できるということだろうと理解した。
・そうだとすれば、上記のプリントゴッコCD1という熱転写式の直接プリントができる機種に、未対応でもよく、
感熱紙対応の、直接熱転写方式でなくともよく、もしかすると、現行でアルプスとは別会社が保守を行うMD-5500でも、使えるかもしれないが、保証はできない。その辺も、人柱が必要だ。
・ちなみに、アルプスのMDシリーズは、製版の裏ワザとして知られ、特許公報にも多数登場する。
・「3.(5)」は、ものは試しと、市民会館で数10円でできるのでやってきたが、
いやな顔されて、大変でした。
確かに、製版できそうですが、回収袋がないと、大変なことになりそうです。
「2.レーザープリンタのカーボンを、アイロンで、転写する方法」は、
黒のべた塗りを、印刷する必要があり、ドラムのうち一部でも酷使すると、
全ページに、部分的に線などが入り、結局、ドラム全部がパーになる。
その修理がかなり高い。出張費+3万以上なのである。
・化学ノリを使うサイトもあったが、リコーのプリンタではうまくできず、
ドラムに、化学ノリがつくと大変なので、恐れをなして、やめてしまいました。