<2017年10月>以下、正直なところ、うまくいきませんでした。
シルクスクリーン、基板印刷の製版のため、MD-4000を入手したが、
WIN7へインストールすることはできず、
これをするには、MD-5000のドライバを入手し、
契約に反して、そのinfファイルをいじらないといけないらしいのです。
(「最新鋭パソコンから古いマイクロドライプリンタで印刷しちゃえ!」
アルプスさんはもうすでに事業をしていないし、追求されることもほぼないだろうが、
契約違反になりえます。
(それを回避するには、
旧世代マシンのXPやwin98を臨時的にサーバーとして用いる方法があるらしいです。
(同一サイトの「64ビットOSからマイクロドライプリンタで印刷しちゃえ!」、youtube参照))
というより、MD-4000が不調なのか、やはり、がががが直らなくて、困りました。
あとは、MD-5000、5500を買うか!?しかし、結構高い。
検索すると、カカクコムには、感熱プリンタが製版に利用できるのではとあるが、
その結果がないので、自信がない。
そこで、次に、私自身が人柱になることにしました!?
というわけで、ブラザーの感熱プリンタの旧機種を、買いました。
これは、300dpiですが、激安で入手した印刷機マスターにプリントしてみると、
結構簡単に形を印刷してくれます。
画像の濃度は、10段階ですが、レベル3などの薄いの方が好ましく、
余計なところを取り除かないので、よいようです。
少なくとも、シルク印刷には、十分なのではないかと。
ただし、この機種は、ドライバがまずく、
ドライバが300dpi以上のデータを入力を想定していないらしく、
ワードに画像を張り付けて、大きさを調整し、印刷すると、
データメモリが空になっても、次のデータが入るまで、フィードし続けるように思いました。
その結果、大きいデータを入力すると、印刷がとびとびになり、
ずたずたな画像が出来る。
KICADから直接300dpiで、出力すれば、問題ありませんでした。
(もしかすると、印刷プレビューを作らせてから、印刷すると、
そうならないかもしれません。)
KICADの設定は、右側のレイヤー設定の「表示」は表側だけにチェックを入れ、後は消す。
「レンダー」タブは、3つの「ビア」と「表面パッド」、「モジュール表」だけにチェックを入れ、後は消す。
また、画面右上の「設定」(r)タブの「一般設定」で、「ラッツネストを表示」、「モジュールのラッツネストを表示」を消す。同じく「設定」(r)タブの「表示オプション」で、「ネット名表示」のところ「非表示」にチェックする。
300dpiで、滑らかでないのではないかと不安になりましたが、結構きれいに出力されます。
マスターへの印刷結果は、下の通り。
この写真の裏には、茶色いノートを置いていましたから、
白い部分が、マスターのビニル部分が焼失したところになります。
それから、大きさを測って、実寸と異なる場合には、変更する必要があるでしょう。
KICADは、上下左右の独立縮尺に対応しています。
印刷してみると、フィード方向は、10cmで5mmぐらい小さくなりました。
ちなみに、基板の図形をつなぎ合わせるには、大変かもしれません。
KICADは、つなぎ合わせる機能がありますが、
コピーペーストするときに、ゾーン設定したその外側を大きさと認識するようで、
それを基準にグリッドされます。グリッドが合わず、結構大変です。
基板の図形をつなぐ場合には、ゾーン設定するときは、かなりの大きなグリッドに設定し、
基準を図形外形線と合わせるようにした方がいいのかもしれません。
画像レベルで、基板の図形を連結するには、画像ソフトでは容量オーバーとなりやすく、
探しまくりましたが、
「画像連結」(adpic.exe)というのがありますから
お勧めです。上記のKICADの設定で、画面をデータ出力するソフトへ印刷して、
bmpファイルなどを作ってから、結合します。
当該ソフトとしては「PRTGRAPH」や、pdfを作るソフトがあります。
実際に、インクというか、グラウンドというか、床用ワックスを、印刷してみて、
どうなるかですねえ。それは心配。。