通電してみんべさんの「配線材について」のページを発見しました。ありがとうございます。
これによれば、絶縁皮膜材として、手芸のワックスコード(編んだワックス塗りの綿の紐)が使えるとのこと、
これまでエンパイアチューブを被せていましたが、色の種類、太さの種類が少なく困っていました。
手芸のワックスコードによれば、色の種類、太さの種類もたくさんあり、困ることはありません。
さすがは、需要がある物は違います。
7色の単線の配線材であっても、簡単に格安で調達できるようになりました。
7色とは、黒、赤、紫、緑、黄緑、青、茶 ですが、
静電の点で癖が少ない、天然素材の綿巻き線が、エナメル線(UEWなど)に被せて、格安で作れます!
ただし、ワックスコードは、巷の手芸店にはなかなか売っていません。
ヤフーショッピングや楽天などで入手するのがよいです。綿のものを探します。
また、中の芯材は、はがさないといけないので、それはちょっと難点ではあります。
(2021年6月4日追記)
絶縁能力に疑問がある旨のコメントいただきました。
絶縁能力について私は保証できないので、以下のコメントをご覧になって、絶縁能力について自己責任ということで、検討してからご使用ください。
ワックスコードは制振用ダンプ材だと思います(長さ5cm位なら不要)
綿に絶縁能力はまったく皆無ですので絶縁皮膜としては使用不可です!ご注意下さいませ
すいません。勉強が足りないのかもしれないので、教えてください。
確かに油で汚れたら、絶縁能力が落ちるようですが,
http://www.threebond.co.jp/ja/technical/technicalnews/pdf/tech13.pdf
によれば、Y種絶縁になるのではないですか。
ワックス浸炭してあるので、A種絶縁にもなるように思うのですが。。
そもそも、マグネットワイヤー自体が耐圧があるようですし(http://www.shinetsudensen.co.jp/img/pdf/catalog.pdf)、
綿が絶縁能力がないなら、ビンテージのケーブルはすべて絶縁能力がないことになりませんか。
真空管アンプには無理でも、少なくとも、弱電系には使えるかと思います。
もともと絶縁能力があるジュンフロンの銀メッキ単線に被せる、
マグネットワイヤーは、日本製の信頼のある会社の製品を購入する、
傷をつけないように慎重に作業ということで、
最終的には自己責任ということでお願いします(^^;)。。。。
すみません返信が遅くなりました
以下ご参考になりましたら…
ビンテージの電話線で綿巻きのものもありますが、たいてい芯材にエナメル線が使われています。絶縁されていない長い信号線(弱電:1mA以下)ではクロストーク(混線ってアナログ電話時代はありましたね)の問題を起こします。モノラル機器なら問題ないかもしれませんが。
また、大昔からあるベルデンのシールド電源ケーブルには麻(今は安全規格を通らないので素材が変わっているかもしれません)が使われていますし、ギタリスト御用達の信号用シールドケーブルには綿がダンプ材に使われています。
雷が鳴ったら綿畑に逃げ込めと言われるように、綿・麻は静電気的に空気と同じくらいで帯電しにくいのも良いところだと思います。
暇ぬこさん、ご返信ありがとうございます。
今、アンプ製作を考えていて、暇ぬこさんの「綿に絶縁能力はまったく皆無」というコメントはすごく気になっていたのです。
「まったく皆無」とはどういう意味でおっしゃっているのかなと。確かに綿は火災には弱いかもしれませんし、劣化しやすいかもしれません。
電気規格の解釈基準を見ると、昭和30年代には、すでに綿は使わなくなったので、基準が削除されている、みたいな記述があります。
仰る通り、もちろんエナメル線PEW、UEWを芯線に使うつもりでした。
PEWだと7kvの耐圧があるところ、防衛省規格10.4 耐電圧試験によると定格の耐電圧+1000v(最低1500v)1分あればよいとあります。
ただし、ある会社のマグネットワイヤーの使用説明には、内部配線に使うなとありますね。裸だとキズが付くということかとは思いますが。
帯電序列によるとPEW(ポリエステル皮膜)は、綿の隣にありますので、静電気は起こりにくいとは思います。
静電気が音を汚すということは、知られているようですし。。 それで綿がいいと言われているのかも。
400v越えのところは、600v定格のジュンフロンに被せるしかないか。。。ふっ素ポリマーは、帯電序列の一番遠いところにあるが・・・
ただ、配線材で、色が少なすぎるというのはすごく大変だったのですね。エンパイアチューブも色が2~3色しかない。。