ez-usb fx2lpは、usb2.0に対応しており、
旧番のez-usb fx2をバージョンアップした(メモリ増量)ものです。
以前は、PC側から、ez-usb fx2へ命令を送るのに、
ezusbsys.hなるez-usb fx2をコントロールする、専用のインクルード、
要するに、プログラムコードのセットが、用意されていました。
しかし、現在の開発環境では、cypress社は、ez-usb fx2lpについては、
cyusb.h、cyusb.dllを、用意していますので、注意が必要です。
したがって、オプティマイズさんのサイトで、
あたかも、汎用ファームウェアのfx2fwが使えるかように、書いてありますが、
このcyusb.h、cyusb.dllを使う以上は、使えません。
使うと、ezusbsys.hがないというエラーに、見舞われます。
今ダウンロードできるファームウェアのバージョンでは使えないようなので、注意が必要です。
現在、cypress社のHPには、
旧製品、ディスコン(discontinued、生産中止)としてのCY3681 EZ-USB FX2 Development Kitという、ものがありますし、
それを使えば、できなくもないようですし、
旧sysの方が速いといって、使う方もいらっしゃるようです。
しかし、オプティマイズさんのfx2掲示板では、
以下のとおり、旧sysでは、スレーブFIFOでうまく動作せず、
新sysで、不具合が解消したとあり、お勧めできません。
「No.1001-4 Re:MINI FX2 でのGPIFバルクRead 投稿者:shouichi 投稿日:2010/01/07(木) 11:48
CyUSB.sysをインストールし、テストするとOSのハングアップとアプリケーションの
ハングアップ両方がなくなりました。
まだ、別の不可解な部分があるのですが、別スレにて質問したいと思います。
ハングアップに関しては解決しました。ありがとうございました。」
ちなみに、ファームウェア(後述2.)自体は、fx2とほとんど変わっておらず、
PC側のソフトのみを更新すれば、使えるのでしょうが、
最初に動かすべきサンプルとしては、困難といえます。
ちなみに、さらに古いバージョンとして、
AN2135SCという、AN**というチップがあるので、資料を読むときは、注意を要します。