目次
1 vpsであるwebarenaでインスタンスを作成し、ubuntuのターミナルに暗号化した通信ssh(Secure Shell)でログインする。
2 ubuntuのターミナルに暗号化した通信ssh(Secure Shell)でログインする。
3 ubuntuのターミナルから、wineをインストールする(mt4をインストールせず、仮想デスクトップだけを利用する方は飛ばしてください)
4 vncを使って、仮想デスクトップと接続する(パスワードのみで接続)。
5 秘密鍵を利用して、ターミナルと仮想デスクトップとを接続し、ポートフォア―ドを利用し、仮想デスクトップvncとセキュアに接続する。
6 ファイアーウォールの設定、ポート番号の変更をしてセキュリティを強化する
7 仮想デスクトップvncで、セキュアな接続においてクリップボードを使えるようにする(適切に設定しなければ使えません)
8 mt4をインストール
0 導入編
ようやくFXの自動売買のルールをつかみかけて来ましたので、vps(仮想デスクトップ)で24時間稼働させて、検証したいと思いました(本記事は方法の紹介をする記事ではなく、vpsを利用するための技術的な説明をしますので、売買ルールは、ほかで開発お願いします)。
そのmt4を格安のlinuxのvpsに入れる方法についてまとめておきます。
FXは、mt4というwindowsで動く、自動売買のソフトを使います。契約会社は、OANDAを考えています。
以下のまとめは、linuxを仮想デスクトップで、遠隔操作し、いつでもセキュアに接続する方法についても述べていきますので、mt4以外にも利用できます。
リモートデスクトップによれば、例えば、仕事のスケジュールやファイルをそのvpsに記録しておき、外出先からでも確認できます。
mt4は、windowsで動きますが、vineというlinuxのソフトを使えば、linux上でも動きます。windowsが動くvpsは、月額1600円ぐらいですが、linuxのvpsであるwebarena(NTTの関連会社が運営)では、メモリー2g、2コアで月額600円ぐらいです。windowsのvpsと違ってインスタンスが存在していないときは、費用が掛かりません。
その方法としては、かなりの面を、「WebARENAのVPSでMT4環境構築」を参考にさせていただきました(大変参考になりました。ありがとうございます)が、①当時とはwebarenaの画面が異なる、②そのままではコマンドが1つ足りず、vineでエラーが出て動かないことや、③パスワードだけでログインできてしまい、暗号キーを使ったセキュア―な接続ではない、④実際にubuntuにデスクトップのmateで入れてみると1gbメモリーでは重すぎる(OSだけで800Mb以上占有し、1動作の反応に5秒ぐらいかかる。2gb,2coreのインスタンスでも同じ状況。)などの問題があり、それを解消する方法を説明していきます。
以下に、条件を述べます。条件が違うと、閲覧者にとって役に立たないことがあるからです。
インスタンス:1gメモリー、1core CPU、または2gメモリー、2core CPU
FX売買ソフト:mt4
FX契約会社:OANDA
linuxのOSのディストリビューション:ubuntu18.04
ubuntuのsshターミナル:Tera Term
クライアントターミナル(仮想デスクトップと接続するパソコンの種類):windows10
mt4を動かすlinuxのソフト:wine5.01
デスクトップ環境:超軽量のlxde(OS全体で200Mbぐらいしか使用しません)
仮想デスクトップとの接続方法:vnc(ポートフォア―ドでセキュア―に接続)
慣れてきたら、待ち時間を除き、30~1時間ぐらいでセットアップができると思います。