コンポを買ってもらってオーディオを始めたころ、ある高額ケーブルを買ったことがあったが、音が固く耳が痛くて、耳垂れも出てきたりして、それ以来、量販店に売っている普通の安物ケーブルを使っていました。こちらのほう(OFC)がよっぽどバランスが良く、聞きやすかったからです。
最近、もうちょっといいケーブルがないかと調べていると、ベルデン88760という赤いケーブルが評判のよう。
東京での研修の帰りに、試しに買ってきたのです。88760はsoundhouseさんが一番安いのかもしれませんが、送ってもらうのも大変なので、千石さんで650円/で3メートルを買いました。
Alliexpressで大量に入手したピン端子に接続して聞いてみました。
接続方法は、ネットでいろいろ調べて、赤とドレイン線だけを接続し、黒は接続しないという方法がよさげだったので、そのようにしてみました。
感想は、聞きやすい、音が固いということはなく、安物PINケーブルよりは解像度が高く、細かい音も出る。アルミフォイルで完全に巻いてあるので、取り回しが固いのが難点かもしれませんが、耐ノイズ性能がいいのかもしれません。フォノケーブルのバランス接続にも使えます(外部サイトの「バランス伝送入力MCトランスの自作」参照)。
これで充分だと思いました。
最近は、ほどほどで合理的なオーディオを追求していこうと思っています。
高額なケーブルを買うのは、ケーブル狂詩曲であるという方もいらっしゃいます(外部サイトの「アキュ救済計画(2) あるいは「ケーブル狂詩曲」について」参照。ここのサイトの、PINケーブルのノイズ対策は必見です。)。
メーター3000円超のケーブルは買う気にはなりません。
今のところ、ケーブル類その他は、
・RCAケーブル,グリッドまでの内部配線:ベルデン88760 (聞きやすく、細かい音が出る)
・抵抗:KOA SPR5 (解像度、透明度が高い、ちょっと固いかも)
・コンデンサ:CDE(Cornell Dubilier)のオイルフィルム モーターランコンデンサー、例えば32FD3701A-F
というところですかね。すべて現行品です。
CDEのモーターランコンデンサーは、聞きやすく、低域などに迫力があるですかね。
フィルムコンデンサーのささくれたという印象はないです。
寿命も、過酷な条件で6万時間とかとなっており、半永久と思います。
いつしかウェスタンのケーブルは使わなくなりました。