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C#

C#:Listのaddが思い通りいかないときは・・・参照渡しのいたずら

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それから、①文字列のリストと、②文字列配列のリストと、③クラスのリストは、決定的に違うのは、
①は、文字列が値渡しであるのに、②、③は値が格納されている場所を返す参照渡しという点である。
②、③をループで回すと、奇妙な現象が起こりやすいので注意したい。
(「ListにAddする再、何故か全てのデータがAddしたデータに上書きされてしまいます。」参照)
どのサイトもaddコマンドでリストにデータを追加すると紹介されているが、addは、参照渡しなので、
addをするたびに.add(a)のaという変数を領域確保しないと、各要素が全部同じaの参照を渡してしまい、
値をaddするたびに、すべての要素が、新しく加えた時のaの値に変更されてしまう。
これも、1日ぐらい、はまった。

それを防ぐには、ループ内で、毎回、「new」により領域確保を行う。
ただし、ループ内でnewを定義すると、重複定義のエラーの問題が生じうる。
クラスのリストについてはこのサイトのとおり行う。普通にnewを繰り返していても、エラーが生じない。
文字列配列をnewで繰り返し宣言すると、2回目で重複定義のエラーが出てしまう。

これを防ぐには、addの直前で、{}によりローカル変数を設定し、”}”が終わった瞬間にディスポーズによりこの領域確保を廃棄してもらう。
例えば、テキストデータを読み込み、配列のリストに入れる場合に、以下のようにする。

List strlist =List ();
{string[] abc =new string[3];
abc[1]=readline;
strlist.add(abc);}

そうすると、2度目にループが回ってきても、すでに廃棄したのちだから、新しい領域が確保され、
かつ、重複定義のエラーも生じない。

-C#

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