以前、コンデンサ、抵抗の接続方向の調べ方について、
試したので記事にした(「コンデンサ、抵抗の接続方向の調べ方」)。
その後、気付いたことについて、記しておこうと思う。
①下のトグルスイッチ(オンオン)を使う方法は、
スイッチ端子の接点が近すぎるのか、かえってノイズが増えてしまった。
→結局、クリップを接続して、クリップ周りの接続状態を保ったまま、
レンジを高レベルに変更し(振り切れるのを防ぐ)、元のバナナプラグを引き抜き、
逆接続にするのがよいとわかった。
②タクマンのある抵抗が、ノイズレベルが高いと記したが、
そういうわけではなく、高抵抗がノイズが高く測定され、
低抵抗では、ノイズレベルが低く、
1mvよりももっとレンジを敏感にして、ようやく検知できた。
コンデンサのほうが、低抵抗よりもノイズレベルが高い。
・また、形状の小さい抵抗の場合、手を導線に近づけるとノイズが多くなる。
③バナナプラグのコードを触っただけでも、ノイズレベルが変化した。
置き方を変えてみるなどして、もっとも、低い値のところで測るのが正確であろうと思う。
④おおむね逆接続にすると、10%~20%ノイズが増えた。
⑤元文献では、コンデンサ(の腹)をつまむとあるが、
つまむことをしなくても、すでにノイズレベルに差があった。
要するに、これが、音の差に表れるのだろうと思われる。
・微妙な場合は、つまむことなく、検査する。
・つまむという検査に人為的要素が入ってしまうこと、
また、部品が小さいと、リード線に手が近接してしまいノイズを拾うからです。
⑥クリップは、斜めからつかむ。
(写真の黒丸は、アース側に印をつけた、x363)
そうすれば、少々高価なガマ口のクリップを使わなくても、安定してつかむことが出来た。
垂直につかむと、かみ合わせが単調となり、ガタが生じやすい。