やまちゃんのオーディオブログ

真空管アンプ、最近は資金調達のためのFX,MetaTrader4ネタもやっています。

マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事

デジタルオーディオのジッターの元祖 オーディオ記事のお宝記事5

投稿日:2015年1月25日 更新日:

7.デジタルオーディオのジッターの元祖
ジッターという言葉が騒がれる前に、
時間揺らぎやサンプリング方式について論じた、
私が知る限り、おそらく初めの文献がこちら。
(1)「ノンオーバーサンプリング方式(シンプルDAコンバータ)」
(「無線と実験」1997/3月p125)楠 亮平
(2)その元記事が、同氏の1996年11月の自作コンテスト「DAC編」。

以上のうち、(1)は、(2)を誰でも追試できるようにしたもので、
(2)のほうが理論的に詳しく書かれている。
ちなみに、(1)には、図5のICフォーミングに誤記があるので、注意を要する。

(2)には、ラムダパイだったか方式のオーバーサンプリングは、
結局は、スピーカーを視聴方向に多数並べて(つまり時間遅れを伴い)平均化したもので、正確でないという。

それゆえ、ローパスフィルタを通した場合には、結局そのデジタルの階段は消去され、
ノンオーバーサンプリング方式のほうが正確だという。
恐るべきは、インパルス応答に無駄な余韻が全くなく、刀のように切り立っている。
オーバーサンプリングをしたDACは、無駄な余韻が限りなく続く。
つまり、音像に常ににじみが生じる。
それからすると、ノンオーバーサンプリングのほうが、正確だと思わざるを得ない。
ちなみにフルーエンシーDACも同様な形状だったように思う。

それから、その元記事は、50khzだったかで、クロックを打ち直しており
デジタルインターフェース(DAI)から供給されるクロックではなく、独立クロックを用いている。
このクロックは、頻繁に切り上げや切り下げなどで、クロックに揺らぎが生じているものの、
それでも、DAIよりも、正確なクロックを供給して音がよくなったと論じている。

ジッターを論じた、私が知る限り、おそらく初めの文献という点で、
私にとっては、歴史的には、とても重要な文献
であると思う。

-マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事9 部品紹介、部品の比較

1.コンデンサ (1)「アルミ電解コンの音質と構造」(「ラジオ技術」1999年9月)石田雅彦 ・過去のADAMをもとに、開発した?NT,NXというタイプのニチコンの電解コンについての記事。 ・石渡博先 …

no image

マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事8 トランスの作り方

加藤一郎先生、石塚俊先生の記事が参考になる。 1.加藤先生の記事 ・加藤先生は、「<トランス屋Webサイト(a href=”http://www6.plala.or.jp/trans …

no image

マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事6 ネガティブフィードバック(NF)を用いたアンプ

対象とすると、スピーカのコーンの動きを制御対象にするか(モーションフィードバック)、その前のアンプの出力を制御対象にするかは、さておき、 まずそもそも、 ①入力信号の出力電圧レベルと、帰還信号のレベル …

no image

マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事 2023、2019

無線と実験のお宝記事を紹介します。図書館などで見てください。 1 無線と実験2023年 11月号 サイドワインダー「300Bシングルアンプとリップルハムキャンセル回路」で、B電源のリップルノイズ対策 …

no image

マニアなら知っておきたいオーディオ雑誌のお宝記事11 電源、その他番外編

石塚俊先生の記事、管球王国の記事が参考になる。 1.石塚俊先生の記事 ①「バイポーラトランジスタの使い方を考える(16)電源トランスの実情と正しい使い方」ラジオ技術2010年11月 ②「本格的オーディ …

[最近の記事]
2015年1月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031